学会名：第74回日本バーチャルリアリティ学会「サイバースペースと仮想都市研究会

日時：2022年2月28日（月）

場所：オンライン（WebEX）

発表形態：登壇発表

上記研究会にて、「非対称な環境におけるコミュニケーションの疎外感軽減を目的としたフィジカルアバターの検討」というタイトルで築舘が発表しました。

発表は研究会全体で6件あり、この発表は2件目でした。

この発表は、近年急速に普及している遠隔コミュニケーションにおける問題に着目しています。

複数人が集まる会場に1人が遠隔地から接続するような遠隔コミュニケーションにおいて、遠隔地にいる人は会話の輪の中に参加できていないような感覚を抱くことがあります。私達は、このような疎外感を軽減するようなコミュニケーションのデザインを目指しています。

今回の発表では、上記のような問題を解決するために、メインの会場に遠隔者の代替となる物理的なアバターを設置してその様子の俯瞰映像を遠隔地の会場に伝達するという手法を提案しました。また、有効なシステムデザインの調査や手法の有効性を検証するための実験の計画についても報告しました。

今回の発表は主に手法を提案する内容だったので、聴いていただいた方から様々な頂いた様々なご意見を参考に、今後実験などを進めていきたいと思います。